先週は日経平均が2万9000円台を回復し
30年ぶりの高値を付けましたね。
節目の3万円が目前に迫り、今週も続伸することを期待したいのですが
チャートを見て私なりに可能性を考えてみました。
結論から言うと短期では黄色信号点灯中
日経平均の日足チャートを見てみると、
先週下向きだったMACDがゴールデンクロスし、
上向きに変わりました。
RSIも67であり、これだけ見ると上昇が続きそうに見えますが
現在の価格はボリンジャーバンドの＋2σにタッチしています。
±2σ内収まる確率は95.4%であることから
短期的にはバンドの外に出ることがあっても上げ代がない状態に見えます。
日経平均(日足)
次は目線を一つ上げて週足を見てみましょう
週足ではボリンジャーバンドの＋2σに到達してないので
上げ代はあるように見えますが、
気を付けたいのがRSIです。
週足ではRSIは76であり、日経平均の週足で70超えることは
長期的に見てもなかなかありませんでした。
そして、週足RSIが70を超えた場合、価格は反落しています。
週足の上昇トレンドは2020年5月から始まっており、
もしかしたら調整やトレンド転換が近づいているかもしれません。
日経平均(週足)
3万円を達成した時が危ない
とはいえ、先週の終値が2万9520円と3万円が目前に迫っていることから
この勢いのまま3万円を達成する可能性があります。
週足ではまだ＋2σに到達しておらず、
仮に到達するとなると3万円に届きそうです。
しかし、この時が一番警戒が必要です。
3万円の節目を達成したこと、週足では過熱気味ということで
利益確定の売り圧力にさらされると予想されます。
2021年始まって2か月足らずですが、すでに約8％程度価格が伸びており
そろそろ利益確定したい短期投資家はいると思いますね。
日経よりもTOPIXの方が面白い
日経平均は黄色信号が点灯していますが、
そんな中でもTOPIXは良いと思います。
TOPIXも日経平均同様にMACDがゴールデンクロスし、
RSIも70と高いです。
ボリンジャーバンドの＋2σにタッチしかけており、
上げ代がなさそうに見えますが、
TOPIXは先週2018年1月の高値を上にブレイクしました。
この高値をブレイクしたことで長期的にも上昇トレンドに入りました。
もちろん短期的には調整が入りそうですが、
日経平均に比べると期待できるかなと思っています。
TOPIX(日足)
TOPIX(週足)
これは短期的な予想です
これはあくまでチャートから見た数週間～数か月といった短期的な予想です。
長期的には経済成長することを信じて「長期・分散・積立」を実践することが望ましいです。
日本株はこのコロナ禍でようやく動き出した感じはありますが、
まだまだ最高値更新に至っていません。
このまま伸び続けてくれればいいですが、また低迷するストーリーも考えられます。
そうなっても大丈夫なように投資先は日本だけでなく、世界中に分散しましょう。
ちなみに私も日本株へ投資していますが、ポートフォリオの約20%となっています。
コロナ禍の株高に乗り遅れたと悲観せず、
今日が一番若い日だと思って始めてみてください。
もちろん短期的には評価損になる可能性はありますが、10年20年後に
あのとき投資を始めてよかったと思えることでしょう。
