家計

実際みんなどのくらい資産があるの?世代別金融資産について

日本人は人とお金の話をするのはどこかタブーのようになっていて
周りの人が一体どのくらい資産を持っているのかいまいちわかりません。
一方でSNS界隈では若くして多くの資産を築いた人がごろごろいます。
自分なんてまだまだだと感じてしまうこともありますが、
まずは客観的なデータを見てみましょう。
そんな時に役立つのが家計の金融行動に関する世論調査です。

家計の金融行動に関する世論調査とは

家計の金融行動に関する世論調査とは金融広報中央委員会が実施しているアンケート調査で、
家計の資産・負債や生活設計などの状況を把握し、
これらの公表を通じて金融に関する知識や判断力を身に付けることの大切さを広報することと
家計行動分析のための調査データを提供することを目的としています。

小難しいことを長々と書きましたが、要するに家計に関するアンケート調査です。

2020年はコロナウイルス感染拡大の影響で回収率が25.7%と
前回(40.3%)に比べ大幅に低下しており、回答世帯の属性に変化がみられるとのことですが、
ある程度参考にできると思います。

世代別金融資産について

早速ですが年代別金融資産を見ていきましょう。
調査は二人以上世帯と単身世帯を分けて集計されています。
ちなみにここでいう金融資産とは預貯金、保険、有価証券などの金融商品の合計のことで
負債は含んでいません。

二人以上世帯の金融資産

単身世帯の金融資産

さて、あなたの世代はどのくらい金融資産がありますか?
私は単身世帯の20歳代なので平均値113万円中央値8万円ということになります。
20歳代の回答者の15%は学生のようなので、
平均を下げる要因になっていると思いますが
それにしても少なすぎると感じます。

SNSで金持ちを見すぎて感覚がおかしくなっているということでしょうか。
20歳代で金融資産が1000万円を超えているのは20歳代回答者のうち3%のようです。
私の金融資産は約1200万円なので上位に入ることがわかりました。

平均値と中央値について

統計の結果を見ると平均値と中央値という数字が出てきますが、
一体どちらを参考にした良いのでしょうか。

より実態を反映していると言えるのは中央値です。
例を出しますので参考にしてください。

例えば5人の人の金融資産を調査して平均値と中央値を出してみます。
平均値は文字通り5人の金融資産の平均を求めるので
Aのようにこの場合の平均値は2260万円となります。

一方で、金融資産の金額順に並べた時のちょうど真ん中になる金額が中央値となり、
Bのようにこの場合の中央値は400万円となります。

一体どちらが現実に即しているかというと中央値ですよね。
中央値は絶対に真ん中の金額になりますが、平均は大きな金額が含まれるとそれに引っ張られ実体とかけ離れてしまいます。

例は極端だったかもしれませんが、イメージは理解していただけたかと思います。
この手の調査結果を見るときは平均値だけでなく、中央値に注目してください。

平均値と中央値

まとめ

皆さんの世代はどのくらいの金融資産を保有していますか?
あなたが中央値以上の金融資産を保有しているのであれば、
上位50%以内には入っています。
平均値は金融資産を多く保有している人に引っ張られているので気にしないでください。

また、集計結果を見てどんな印象を受けましたか?
私は少なすぎではないかと驚いています。
今回の調査は回収率が悪く結果を鵜呑みにはできませんが、
現実離れした金額とも思えないので
やはり、お金がない人はたくさんいるのでしょう。
このままでは老後破産へ一直線です。

SNS界隈は金持ちばかり現れるので感覚がマヒしていましたが、
現実はこのくらいのようです。
それもそのはずで、お金を持っている人は金持ちアピールしていても
お金のない人は貧乏アピールしていない、あるいはしていても
なかなか目に触れないことが多いからだと思います。

自分はまだまだなんだなと思わず、
現実では自分は頑張っている方だということ忘れないようにしたいです。

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