皆さんはFIREするのに年収は関係ないと言ったら驚くでしょうか?
そんな事ありえないという声が聞こえてきますが、
FIREを実現するのに重要なのは年収よりも貯蓄率なのです。
今回はなぜFIREするのに貯蓄率が重要なのか解説します。
年収よりも貯蓄率が重要なわけ
FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッドという本で、
次のようなグラフが紹介されています。
これは「いつリタイアできるかのか?」を示したグラフです。
グラフは4%ルールに基づいて作成されており、
リタイアにかかる年数=年間支出の25年分が貯まる年数です。
投資リターン別のリタイアまでの年数が記載されており、
当然ですが、貯蓄率、投資リターンが高いほどリタイアまでの年数が短いことがわかります。
それもそのはずで、直感的な話をすると
たとえ年収が1000万円あったとしても年間支出が1000万円(貯蓄率0%)
だと資産は一切増えません。
一方で年収400万円だとしても年間支出が200万円(貯蓄率50%)なら
半分資産が残り、一年分の支出額を貯めることができます。
このようにいくら年収が高くても浪費家は一向にFIREできず、
年収が低くても倹約に努めることでFIREが実現できます。
また、貯蓄率50%の場合、一年で年間支出の一年分貯められる計算なので
最長25年でFIRE達成できます。
さらに同時に資産運用することで、
10年程度リタイアまでの年数を短縮することができます。
ちなみに貯蓄率とは貯蓄額÷手取り収入のことです。
貯蓄率についてブログもご覧ください。
早期FIRE実現するためにはいかに貯蓄率を高められるかが重要
このグラフの面白いところは貯蓄率が高くなると
もちろんリタイアまでの年数は短くなるわけですが、
投資リターンの違いによる差が小さくなるということです。
つまり早期にFIREを実現したいのであれば、
投資リターンを追求するよりも貯蓄率を上げたほうがいいということです。
例えば貯蓄率90%の人は、一年で年間支出の9年分の金額を貯蓄できるわけですが、
3年かからず25年分の支出額を貯められます。
極端な例を出しましたが、これは目からうろこではないでしょうか。
投資リターンは自分でコントロールすることが難しい反面、
貯蓄率であれば自分でコントロールできますよね。
例え年収が低くとも貯蓄率を上げることができればFIRE実現に近づけます。
そうはいっても年収も上げたい
さんざん貯蓄率が重要だという話をしてきて恐縮ですが、
やはり年収も上げるべきということを提言します。
もちろん、貯蓄率を上げることでFIREを実現できますが、
年収が低い状態で貯蓄率を上げるのはかなりきつい倹約生活になると考えられます。
そしてFIRE実現後もその生活水準は基本的に上げることはできませんから、
せっかくリタイアしても倹約生活から脱することは難しいです。
心地よい生活水準でリタイアするためにも年収は上げていきたいですね。
同じ貯蓄率50%だとしても年収1000万円と年収300万円の人では
年間支出額が500万円と150万円と大きく異なります。
生活水準を保ちつつ貯蓄率を上げるために年収を上げたいです。
まとめ
FIREを実現するには貯蓄率が重要であることを解説しました。
もちろん年収が高い方が貯蓄率を高めやすいことにはなりますが、
誰でも倹約に努めることでFIREを実現できます。
また、完全にFIREしなくてもサイドFIRE、パーシャルFIREといった
FIREしても副業やアルバイトなどで収入を得るというやり方もあります。
FIRE後でも生活水準上げるために好きな働き方を選んでもいいでしょう。
いずれにしても経済的な自由を手にできれば、働くかどうか自分で選択できるわけです。
ストレスフルな現代を自分らしく生きるためにFIREを目指してみてはいかがでしょうか。
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