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節約・貯金できなくて困ってる??貯蓄額ではなく貯蓄率を意識しよう!

どれだけ貯蓄しているかを表す指標として貯蓄額貯蓄率があります。
貯蓄額は文字通り毎月貯蓄している金額のことを指します。
一方で貯蓄率とは毎月の手取り額に占める貯蓄額の割合を示します。
貯蓄額の議論なってしまうとお金を貯める力だけでなく、
お金を稼ぐ力も含んでしまうので、
純粋に貯める力のみを評価したいときは貯蓄率を使いましょう。

もちろん、稼ぐ力もあった方がいいのですが、
今回は貯める力にフォーカスしたいと思います。

例えば、AさんとBさんを比較してみましょう。
Aさん:毎月の手取りが50万円で5万円貯蓄(貯蓄率10%)
Bさん:毎月の手取りが15万円で3万円貯蓄(貯蓄率20%)

貯蓄額を比較すると、Aさんの貯蓄額が多いので、一見良さそうですが、
Aさんの方が貯める力があるといえるでしょうか。
ここで二人の貯蓄率を計算してみましょう。
貯蓄率は貯蓄額÷手取り×100で計算できます。
 Aさん:5万円÷50万円×100=10%
 Bさん:3万円÷15万円×100=20%

手取りに占める貯蓄額
貯蓄率

貯蓄率を計算するとBさんの方が高くなりましたね。
すなわち貯蓄率の高いBさんの方が貯める力を持っていることになります。
それもそのはず、二人の毎月の支出額を見てみると
Aさんが45万円、Bさんが12万円であり、支出に大きな差があります。
Bさんは少ない手取りの中でやりくりし、きちんと貯蓄できていることがわかりますね。

給料が少ないうちは貯蓄ができないと焦りがちですが、
このように貯蓄率で貯める力を測ることで、
たとえ少額しか貯蓄できなくても、自分の頑張りを可視化できます。
嘆く前に貯蓄率を計算してみてください。

ちなみに日経新聞に掲載されていた記事によると
貯蓄率は15%を目指したいとのことです。
手取り20万円の人で貯蓄額は3万円になりますね。
無理なく、貯蓄をするにはこれくらいから始めるべきかと思います。
そして倹約に慣れてしまえば、生活水準を変えなければ
収入が上がるにつれて、貯蓄率も上がっていきます。

また、貯蓄の1/3は投資に回したいですね。
投資なんてまとまったお金がないとできないと思われているかもしれませんが、
少額からでもできますよ。
なんなら少額から始めたほうがいいです。
初心者がいきなり大金を投資すると失敗して投資をやめてしまいます。
投資は継続することが大切なので、長く続けるためにも
少額から始めて徐々に慣れていきましょう。
少額投資のメリットについての記事も併せてご覧ください。
まだ証券口座を持っていない方は楽天証券SBI証券で口座を開設すればOKです。

貯める力は超大切です。
いくら稼いでも浪費をしまくっていたら、お金は手元に残りません。
一昨年、老後2000万円不足なんて取沙汰され、
老後に不安を感じている人は少なくないでしょう。
しかし時間をかけて「貯める・増やす」をすれば
誰でも老後には2000万円を達成できます。
一緒に頑張りましょう。

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