ついにアメリカ大統領選挙の開票作業が終了し、
民主党が選挙人の過半数を獲得することがわかりました。
これでバイデン氏が次期大統領になることが濃厚です。
(トランプ大統領がもめているので、
来年1/20の就任式を迎えるまでは正式に誰が鳴るのかわかりませんが)
大統領選直前は株価が急落していましたが、先週のバイデン氏当確報告を受けて、
直近では株価は急伸しています。
バイデン氏は法人税引き上げ、キャピタルゲインに対する税の引き上げを政策に掲げており、
株式市場にとっては逆風と言われていましたが、予想とは裏腹に株価は上昇しています。
これは上院と下院で民主党と共和党の議員数が逆転するというねじれ状態になっているからです。
このねじれ状態によって極端な政策は通りにくくなるというわけですね。
市場はサプライズを嫌います。
ポジティブサプライズならまだいいのですが、ネガティブサプライズが出てしまうと
あっという間に株価は暴落します。
なので膠着状態が続きそうなねじれ状態は株価が伸びやすいということですね。
加えてFRBは金融緩和を2023年まで継続することを表明しているので、
株価にとっては追い風です。
絶対なんてありませんが、今後市場はバブル状態になっていく確率が高いでしょう。
現在の株式指数をみてみましょう。
SP500(日足)
まずはSP500ですが、現在史上最高値を試しています。
一時的には更新したもの、終値ベースでは抜けきることができませんでした。
アメリカはコロナ新規感染者数が日に日に増加しており、
感染に歯止めがかかっていないのが理由の一つです。
もし、ワクチンが開発され、コロナに打ち勝つことができれば
一段と株価は上昇することが予想できます。
TOPIX(日足)
続いてTOPIXを見てみましょう。
TOPIXはSP500とは異なり、2018年から長期下降トレンドが続いていました。
ところが今週レジスタンスラインを突破し、長期下降トレンドが終焉を迎えました。
今後どちらの方向に行くかはわかりませんが、
直近高値である1750をうわ抜けるようであれば、中長期上昇トレンドが始まるとみています。
ようやく日本株が動き出した気がしますね。
どこまで伸びるかわかりませんが、私のポートフォリオには日本株も含まれているので楽しみです。
とはいえ、コロナの感染拡大はとどまることなく、第3波が来ています。
長期的に見れば市場は成長を続けると思いますが、
直近はまだまだ安心できないのが現状ではないでしょうか。
しかし、ここで仕込むことができなければ将来の果実を得ることができないので、
やはり定期的に買いますのがいいと思っています。
私は現金比率が50%とまだ余力があるので、積極的に買い増すつもりです。