2020年は大変な一年となりましたが、学びのある濃い一年でもありました。
株価のチャートを見ながら今年を振り返りたいと思います。
コロナによる暴落が始まる前、SP500は最高値を連日更新しており、
イケイケどんどんといった状況でしたね。
SP500(日足)
私は年初にたぱ象さんとバフェット太郎さんの著書を読み、
ちょうど米国株投資を始めた時期です。
波に乗ったという喜びも束の間、コロナの感染が急拡大し、
株価はわずか数週間で30%以上下落しました。
この時はさすがにタイミングが悪すぎると落ち込みました。
短期的な下落があるのは仕方がないものと理解していますが、
2018年から投資を始めた私にとって経験したことのない大暴落だったので、
ビビってしまいましたね。
本当はこの時買い向かうことができれば
今頃さらに資産を増やすことができていたのかもしれません。
しかし、想像を超える暴落とこれから二番底が来るかもしれないという警戒感から、
思い切って投資することができませんでした。
この後株価はV字回復することになります。
移動や外出の制限が始まり、
経済活動が停止してしまった世の中を救うには国が支援するほかありません。
世界各国が前例のないような大規模な金融緩和などの支援策をとったことで、
株価は急回復を見せます。
あまりの回復の早さにここでも思い切った投資はできませんでした。
やはり、どこかで二番底が来ると思ってしまっていました。
しかし、誰もが予想していることほど起きないのが金融市場だということを知ることになります。
ドットコムバブル崩壊、リーマンショックといった過去の大暴落の経験から
投資家は暴落時には二番底を付ける可能性が高いと予想をしていました。
私自身も二番底が来たら思い切り投資しようと息巻いていました。
残念ながらこういうときほど期待は裏切られます。
コロナの感染がなかなか収まらない中、8月にはsp500は暴落直前まで回復します。
実体経済は全くよくなっていないのに、金融経済だけが急回復しました。
金融緩和によってあふれたマネーが金融市場に流れ込み株価を押し上げました。
この時、次期米国大統領選挙の3か月前ということで、
株価がどこまで上昇するか注目していた投資家は多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
8月までV字回復してきた株価ですが、感染第2波が来たことにより、
再び下落に転じます。
そのまま、上がったり下がったりを繰り返し、米国大統領選を迎えました。
不正の疑惑もありましたが、何とか次期大統領はバイデン氏に決まりましたね。
バイデン氏は法人税や投資益に対する税の引き上げを掲げており、
市場にとってマイナス影響があると考えられていましたが、
現在株式は史上最高値を更新しています。
市場はサプライズを嫌います。
特にネガティブサプライズがあったときなんか暴落を引き起こします。
しかし、バイデン氏が大統領に確定したこと、上院と下院がねじれ状態で
極端な政策が通りにくくなったことで市場の不安要素が少なくなりました。
また、追加の経済対策なども可決され、株価には追い風となっています。
米国株だけでなく、わが国日本でも歴史的な一年になりましたね。
日経平均は30年ぶりの高値まで回復しました。
日経平均(月足)
バブル崩壊前の株価を未だ更新できていないものの、
失われた30年を超えてようやく動き出したように感じています。
とは言え、日経平均の中でこの上昇のけん引役となっているのはわずか5社だけだそうで、
日本経済を反映しているかというと疑問がありますね。
TOPIX(日足)
TOPIXを見てみるとこちらにもうれしい変化がありました。
TOPIXは2018年から続く長期下落トレンドの中にいましたが、
この下落トレンドのレジスタンスラインを上方向にブレイクしました。
そして直近高値1750ポイントも上抜けし、レジサポ転換しています。
チャートパターンだけでみれば上昇トレンドを形成しています。
急上昇中ですので、どこかで調整がありそうですが、
日本株も面白くなりそうです。
2020年は変化の激しい一年でしたが、
この一年間で資産を300万円増やすことができました。
(現金貯蓄と投資益の合算です。)
ちなみに一番悪かった時期で評価益はー60~70万円でした。
これは私が確認したタイミングでの額で、瞬間的にはもっと大きかったかもしれません。
この時は今年一年の投資益はマイナスを覚悟しましたが、
終わってみたらびっくり、資産は大きく増えました。
投資額が少ないので金額換算だとそうでもないですが、利回りで10%前後ですね。
短期的には調整があると思いますが、金融緩和が続けば株価が上昇するので、
2021年も積極的に投資をしていきます。
二番底を期待して残しておいた現金がかなり余っています。
みなさん2020年お疲れ様でした。
よいお年をお迎えください。