投資

【資産運用のすゝめ】貯金してるだけでは資産は減り続けます。

貯金をすることは大切なことだと思います。
しかし、残念ながら貯金だけをしていると資産は減り続ける一方です。
なぜこんなことが起きてしまうのか解説します。

なぜ貯金をすると資産が減るのか

その昔、預金だけで資産が増える時代がありましたが、現代ではこういったことは見込めません。
預金の金利は多くの銀行で0.01%程度であり、よくても0.1%(加入プランや資産による)となっています。
これでは銀行に預けているだけだと資産が増えないのは誰でもわかりますよね。
しかし、どうして資産は減ってしまうのでしょうか。
重要なポイントはインフレにあります。
インフレとはサービスや物の価格が上昇することです。
日本は長きにわたるデフレを脱し、インフレに転じました。
2019年現在のインフレ率は1%程度となっています。
前年に比べ物価が1%程度上昇しているということですね。

インフレによって資産価値が目減りする

インフレが起きると貯金の資産価値が目減りする理由を解説します。
現在、ジュースを1本100円で購入することはできるとします。
あなたはジュースを買うのを我慢し、その100円を貯金しました。
インフレ率が1%の場合、1年後はどうでしょう。
1年後にはジュースの価格は101円になっていますが、貯金した100円は100円のままですよね。
これではジュースを買うことができません。
ジュースの価値は現在も1年後も変わらないので、実質的には資産の価値が目減りしていることになります。
貯金が増えない限り、インフレ率と同程度の割合で資産が減ることになってしまいます。
1年後の影響としては、大したことないと思われる方もいることでしょう。
しかし、長期的に見れば大損失となります。
日銀はインフレ率を2%とすることを目標としているので、そうなった場合を試算してみましょう。
毎年2%程度資産価値が下落すると考えると、なんと18年後には資産価値が約3割下落することになります。
たとえインフレ率が1%のままであったとしても、11年後には約1割資産価値が下落します。
貯金することが愚かなことに思えてきてしまいますね。
だからと言って、給料をすべて使い切ってしまったり、老後の資金をつくらないといったことはリスクだと思います。
ではどうしたらよいのでしょうか。

資産価値の目減りを防ぐために必要なこと

この資産価値の目減りを防ぐためには、利回りで運用するしかありません。
当然ですよね、預金ではほぼ利息は付かないのですから。
資産運用と聞くと胡散臭いとか、怖いなどのイメージをお持ちかもしれません。
実際、大損したとか詐欺にあったとかネガティブな情報ばかりが飛び交い、このようなイメージがついてしまうのも仕方がないと思います。
しかし、資産の価値を保つあるいは資産を築くためには運用する以外の方法はないでしょう。
年利で3%程度が運用の目標となるでしょう。これくらいあれば、インフレ率を超えて資産を築くことができるようになります。
この3%という数字が実現可能かというと、私はそう難しくないと思っています。
私は積み立てNISAを初めて1年が経ちますが、現在の利回は4%程度となっています。
たった1年運用しただけで何を言っているんだという批判もあると思います。
しかし、単年で見れば利回りの良し悪しはありますが、長期的に見れば実現可能な数字だということです。
当分使う予定のないお金なら、貯金ではなく、資産運用をしましょう。

貯金は必要ないのか、その答えはNo

それならば貯金は必要ないかというと、その答えはNoです。
用途によって貯金するか、運用するかを判断しましょう。生活費や何かあった時に必要なお金は貯金して現金で残しておくべきです。
緊急時にお金を下ろせないなんてことになりかねませんからね。
当分使う予定のないお金(たとえば老後の資金やマイホーム購入用の資金など)を運用に回しましょう。
そもそも貯金がないという人はお金を貯める習慣から身に着ける必要があります。
自分の収入と支出を把握し、資金管理をする。これを学ぶことができるのが貯金のメリットだと私は考えています。
どうしても貯金ができないという人は、毎月給与口座から別の口座への振り替えなどを利用し、自分で手が付けられないようにするしかありませんね。

まとめ

貯金は悪いことではありませんが、長期的にみると資産価値が目減りしてしまいます。
インフレによって貨幣価値が下落するためです。
これを回避するためにはインフレ率を上回る利回りで資産運用をする必要があります。
老後の資金などの当分使わないお金は貯金ではなく、運用に回しましょう。
少額から始められる投資が増えてきているので、試しに運用を始めてみるといいでしょう。
きっと5年後、10年後にあの時資産運用を始めていてよかったと思えるでしょう。

スポンサーリンク

-投資
-, ,